食品コラム

お手軽で健康的!プロが教えるお惣菜選びの基本

2016.3.8

会社帰りにスーパーやデパートでお惣菜を購入して、今夜の夕食のお助けアイテムとする方は多いと思います。私もそのひとり。ただ、そういう時にも、管理栄養士として、家族の健康を考えて気をつけていることがあります。

ポイント1)主食、主菜、副菜を揃えて
まず最初に、夕食の「主食(米、麺など)」、「主菜(肉、魚、など)」、「副菜(野菜、きのこ海藻など」の分類のうち、家で作るもの、購入したいものを決めます。このとき決め手となるのは、「家にある食材の在庫」と「調理にさける時間」です。

例えば・・・
「今日は、ごはんは家で炊き、野菜はストックがあるから副菜も自作できる。主菜のみ、お惣菜を購入しよう」とか、「今日は残業で遅くなって作る時間がない(ピンチ!)。主食、主菜を兼ねて、お寿司を買って、家では野菜の汁物を作ろう」など、状況に合わせて決めます。他にも例を挙げてみますと、
例1:炊き込みごはん(主食)、魚の煮つけ(主菜)、タコとわかめの酢の物(副菜)
例2:塩やきそば(主食)、唐揚げ(主菜)、生野菜サラダ(副菜)
例3:どんぶりもの(主食・主菜)、ほうれん草の胡麻和え(副菜)
と、いったイメージです。

ポイント2)偏らず、色々なものを食べるようにしよう
お気に入りの味は、度々食べたくなりますよね。ただ、あまり食べるものが偏りすぎると、栄養価も偏りがちになります。いろいろな種類のお惣菜を買ったり、いろいろな種類の料理を作ったりした方が栄養バランスをとりやすいと思います。また、いつもと違ったお惣菜を食卓に並べてみると、気分が変わって楽しくなりますよ。

ポイント3)表示を確認しよう
栄養成分
栄養成分表示制度により、「1食あたり」や「1包あたり」の栄養成分が記載されている惣菜が多くなりました。岩田食品のお惣菜には、エネルギー(カロリー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩量を表示しています。ご自身の健康状態に合わせて、購入いただけるといいかと思います。
アレルゲン
アレルギーで苦しまれている方が増えている昨今、これも重要な情報源です。お惣菜の原材料表示ラベルには、主要なアレルゲンの情報もありますので、ご覧いただけます。